全工作が終了すれば次に塗装に入るのですが、その前に全パーツの洗浄をします。
これはパーツ表面の汚れや油分を落とすのはもちろん、それ以上にパーツの隙間や裏側に挟まったゴミを落とすのが目的です。
見た目はきれいでも、エアブラシやスプレーを吹き付けた時に、そのエアーでゴミが飛び出してきて表面に付着してしまう事は良くある事です。
洗浄は丁寧に、十分に行ってください。
やり方は簡単、まずコップや洗面器などに水を張り、少量の中性洗剤を加え溶液を作ります。
この時に洗剤の量が多いと、水洗時に洗剤がなかなか落ちないで困ることになるので注意!
使い古しの歯ブラシなどを使い、溶液をつけパーツを擦り汚れを十分落とします。
次に水道などの流水で、洗剤分を落としてやれば終了です。
その後は完全乾燥させること!
完全乾燥していないと、塗装時に水滴が垂れて来たなんて事になるので、乾燥時間は十分に取りましょう。
意外とパーツの隙間に水滴は残っています。
                                 
塗装に入る前に、パーツを素手で触れませんので、持ち手を用意します。


上写真は、私が使っている物の一部です。
左からクリプ類(縦に3個)、プラ棒2種、竹串、割り箸類(4種)、割り箸にクリップを付けた物です。
クリップ類はパーツを挟んで使いますが、安定が悪いので大きなパーツには使えません。
プラ棒、竹串はダボ穴に刺して使いますが、穴の大きさに合わせて太さを変えるか、テープ等を巻いて太さを調整してやる必要があります。
割り箸類はポリキャップの穴に差し込んで使ったり、表面に両面テープでパーツを貼り付けて使います。これも穴に合わせての調整が必要です。
クリップ付き割り箸、これが一番便利です。これはクリップの大きさを変えてやれば、どの大きさのパーツでも対応できますし、一度作っておけば挟むだけですから何度でも使えます。


上写真は大小の穴の開いた板ですが、これは塗装したパーツ付きの持ち手を立てるスタンドです。
厚さ38oの木板に、どんな持ち手も刺せるように大小の穴を開けています。
木板でなくても持ち手を固定できればいいので、網カゴや粘土など色々使えます。
後、写真には無いですが、両面テープやマスキングテープ等も必要になります。
これらはパーツ数によって数がいりますので、百均等で揃えれば安くなるでしょう。
パーツを手で持ったり、直に置いたり、塗装面を何かに着けなければ良いのですから、色々な物を使ってみてください。


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